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ユニコーン2

ユニコーンは極めて獰猛で、力強く、勇敢で、相手がゾウであろうと恐れずに向かっていくという。足が速く、その速さはウマやシカにも勝る。角は長く鋭く尖っていて強靭であり、どんなものでも容易に突き通すことが出来たという。例えば、セビリアの教会博士の聖イシドールス(560頃 – 636)が著した『語源集』(Etymologiae, 622 – 623年)第12巻第2章第12 – 13節には、ユニコーンの強大な角の一突きはゾウを殺すことが出来るとある。このユニコーンとゾウが戦っている挿絵が『クイーン・メアリー詩篇集』(The Queen Mary Psalter, 1310 – 1320年頃、大英図書館蔵)に載っている[3]。また、ドイツのスコラ哲学者、自然科学者のアルベルトゥス・マグヌス(1193頃 – 1280)は『動物について』(De animalibus, 年代不詳)第22巻第2部第1章第106節で、ユニコーンは角を岩で研いで鋭く尖らせて、戦闘に備えているという[4]。ユニコーンは人の力では殺すことは出来ても、生け捕りにすることは出来なかったという。たとえ生きたまま捕らえられたとしても、絶対に飼い馴らすことは出来ず、激しい逆上の中、自殺してしまうという。さらに、アレクサンドリアの修道士、地理学者のコスマス・インディコプレウステース(6世紀)は『キリスト教地誌』(Χριστιανικὴ Τοπογραφία, 6世紀)第11巻第7章の中で、ユニコーンは狩人に取り囲まれ、逃げ道を失った時、断崖から真っ逆さまに身を投げ、その角を地面に突き立てて落下の衝撃を和らげて、逃げると言っている。この逃げ方は、オリックス、アイベックス、ジャコウ・ウシ、アルガリ(盤羊, Ovis ammon)に見られるものである。大ポンペイウス(前106 – 48)はユニコーンをローマに連れて来て見世物にさせたという。
(wikipedia参照)